1 00:00:06,416 --> 00:00:09,791 ハーフになんて  なりたくなかった 2 00:00:12,333 --> 00:00:14,791 ハーフであることは危険だ 3 00:00:14,875 --> 00:00:19,583 恐ろしいんだ     大抵の場合は殺される 4 00:00:20,125 --> 00:00:22,875 苦しくて イヤな死に方でね 5 00:00:25,208 --> 00:00:27,583 自分もそうではないかと 思ったら—— 6 00:00:27,708 --> 00:00:31,250 早いうちに引き返すことだ 7 00:00:31,916 --> 00:00:36,291 自分の素性を知れば最後 奴らに気づかれ—— 8 00:00:37,166 --> 00:00:38,500 狙われる 9 00:00:40,750 --> 00:00:42,833 警告はしたよ 10 00:00:47,541 --> 00:00:53,916 パーシー・ジャクソンと オリンポスの神々 11 00:00:54,000 --> 00:00:57,375 俺はパーシー・ジャクソン 現在 12歳 12 00:00:58,625 --> 00:01:00,166 問題児かって? 13 00:01:02,250 --> 00:01:04,333 まあ そうとも言う 14 00:01:05,208 --> 00:01:08,750 勉強ができないとか いじめっ子とか 15 00:01:10,416 --> 00:01:12,625 それが普通の問題児 16 00:01:14,000 --> 00:01:16,958 中には普通じゃない 問題児もいる 17 00:01:28,000 --> 00:01:30,541 これは2年生の時の俺 18 00:01:31,416 --> 00:01:32,791 なぜ屋上に? 19 00:01:33,916 --> 00:01:35,291 何かを見たからだ 20 00:01:36,625 --> 00:01:40,666 少なくとも     何かを見たと誓える 21 00:01:44,791 --> 00:01:48,583 何かを見たと言うと  校長室行きになるんだ 22 00:01:49,125 --> 00:01:52,416 幸いなことに      何も心配ないと言われる 23 00:01:53,208 --> 00:01:58,208 すべて想像にすぎないが また見たら知らせろとも 24 00:02:02,125 --> 00:02:03,333 そして また見た 25 00:02:04,833 --> 00:02:09,833 母さんから聞いた      物語に出てくる架空の存在を 26 00:02:10,708 --> 00:02:14,791 見えたと思った瞬間 それは… 27 00:02:16,125 --> 00:02:17,541 負け犬だな 28 00:02:18,458 --> 00:02:21,541 ねえ 俺に何が見えるか 聞きたい? 29 00:02:22,250 --> 00:02:26,333 人には言いたくないものだ だから黙ってた 30 00:02:28,333 --> 00:02:31,208 その後 変化が訪れた 31 00:02:32,916 --> 00:02:33,958 “ミノタウロス〟 32 00:02:34,125 --> 00:02:37,791 グローバーと出会ったんだ 似た者同士だ 33 00:02:37,958 --> 00:02:38,583 ただ… 34 00:02:43,291 --> 00:02:46,083 ヒエラルキーの     底辺というだけじゃない 35 00:02:47,125 --> 00:02:50,833 彼と あれについて話すと 気が楽になった 36 00:02:51,041 --> 00:02:53,291 ただの空想だと思えたからだ 37 00:02:53,833 --> 00:02:56,083 奇妙だけど無害だ 38 00:02:58,625 --> 00:03:00,583 それも ある日 変わった 39 00:03:03,666 --> 00:03:06,375 あれが襲いかかってきたんだ 40 00:03:07,666 --> 00:03:14,541 “メトロポリタン美術館〟 41 00:03:15,791 --> 00:03:19,833 何を感じる? 彼らはフィクションではない 42 00:03:20,750 --> 00:03:23,208 空想の産物でもない 43 00:03:23,958 --> 00:03:30,875 ここで目にしているのは 君たちの奥深くに眠る真の姿 44 00:03:32,208 --> 00:03:33,250 友 45 00:03:34,333 --> 00:03:35,666 神々 46 00:03:36,625 --> 00:03:37,708 怪物 47 00:03:38,583 --> 00:03:39,583 英雄 48 00:03:39,958 --> 00:03:42,125 この展示室に あるものは—— 49 00:03:42,875 --> 00:03:46,791 我々に何ができるかを 思い出させてくれる 50 00:03:47,875 --> 00:03:52,375 では課題シートから テーマを1つ選びなさい 51 00:03:52,458 --> 00:03:53,916 “ヤンシー学園  ギリシャ史〟 52 00:03:52,875 --> 00:03:55,916 よく見て 文章で説明しなさい 53 00:03:56,666 --> 00:03:59,083 像の説明だけでなく—— 54 00:04:01,208 --> 00:04:02,958 君たちが感じたことも 55 00:04:03,750 --> 00:04:05,708 さあ 始めて 56 00:04:15,750 --> 00:04:16,833 これは何? 57 00:04:21,125 --> 00:04:22,375 ペルセウス 58 00:04:24,125 --> 00:04:25,375 僕の名前だ 59 00:04:26,208 --> 00:04:28,000 彼の名前からつけた 60 00:04:29,916 --> 00:04:34,791 名前をもらったのは 彼が英雄だからなの? 61 00:04:35,166 --> 00:04:37,291 なぜ彼が英雄だと? 62 00:04:38,500 --> 00:04:40,541 怪物を退治したから 63 00:04:41,333 --> 00:04:44,000 なぜ彼女が怪物だと思うの? 64 00:04:44,541 --> 00:04:45,500 母さん 65 00:04:47,291 --> 00:04:50,083 英雄っぽい人が 英雄とは限らない 66 00:04:50,500 --> 00:04:53,750 怪物っぽい人も 怪物とは限らないのよ 67 00:04:55,541 --> 00:04:59,166 なぜ彼の名前から 名付けたか教えるわ 68 00:04:59,625 --> 00:05:02,458 彼は小さい頃 怒りに駆られた王に—— 69 00:05:02,541 --> 00:05:06,208 母親と箱に入れられて 海に流されたの 70 00:05:06,583 --> 00:05:08,541 寂しくて怖かった 71 00:05:08,750 --> 00:05:12,125 でも夜になると母親が ささやいたの 72 00:05:13,250 --> 00:05:15,583 “しがみついて ペルセウス〟 73 00:05:16,041 --> 00:05:19,791 “嵐が私たちを 引き離そうとしても——〟 74 00:05:19,958 --> 00:05:23,250 “2人一緒なら打ち勝てる〟 75 00:05:24,666 --> 00:05:27,541 そして数ある困難を 物ともせず—— 76 00:05:27,666 --> 00:05:31,583 彼はハッピーエンドへの道を 何とか見つけた 77 00:05:37,125 --> 00:05:38,250 パーシー? 78 00:05:38,500 --> 00:05:39,208 母さん? 79 00:05:39,875 --> 00:05:42,916 ママは ここにいるわ 80 00:05:45,083 --> 00:05:46,291 ジャクソン君 81 00:05:47,041 --> 00:05:50,083 感情のコントロールを学んで 82 00:05:50,333 --> 00:05:51,625 分かったわね? 83 00:05:51,916 --> 00:05:55,583 ドッズ先生 彼は“特別〟だから無理です 84 00:05:56,625 --> 00:05:58,291 やめなさい 85 00:06:01,250 --> 00:06:02,791 気にするな 86 00:06:05,083 --> 00:06:08,666 神々の声は 聞く準備ができたら—— 87 00:06:09,208 --> 00:06:10,458 君に届くよ 88 00:06:11,083 --> 00:06:12,416 私は君を信じる 89 00:06:13,041 --> 00:06:16,333 それから これが必要になるはずだ 90 00:06:19,083 --> 00:06:20,291 持ってなさい 91 00:06:20,958 --> 00:06:22,500 強力な道具だ 92 00:06:33,875 --> 00:06:36,750 いじめをする理由は何だと? 93 00:06:36,875 --> 00:06:39,000 幼少期のトラウマ 劣等感… 94 00:06:39,125 --> 00:06:43,416 ナンシーも何かを 抱えてるのは分かるけど—— 95 00:06:44,083 --> 00:06:47,583 もうウンザリなんだ 何とかしないと 96 00:06:48,125 --> 00:06:50,541 ケイン先生に話せば… 97 00:06:50,708 --> 00:06:53,708 ナンシーを ゴミ容器に投げ込みたい 98 00:06:56,750 --> 00:06:59,000 それはダメだよ 99 00:06:59,250 --> 00:07:03,708 いじめっ子に反撃なんて 一番 しちゃいけない 100 00:07:04,708 --> 00:07:06,000 そうかな? 101 00:07:07,750 --> 00:07:11,291 学校は僕らみたいな 生徒には過酷だ 102 00:07:11,875 --> 00:07:15,500 でも一生じゃない どこかに居場所はある 103 00:07:20,750 --> 00:07:21,750 パーシー 104 00:07:23,000 --> 00:07:24,000 やめて! 105 00:07:27,125 --> 00:07:27,625 ナンシー! 106 00:07:28,916 --> 00:07:30,666 パーシーが押した! 107 00:07:30,791 --> 00:07:31,916 大丈夫? 108 00:07:40,166 --> 00:07:43,291 見つけた 109 00:07:44,291 --> 00:07:47,833 我々もバカじゃない  パーシー・ジャクソン 110 00:07:48,208 --> 00:07:51,000 ドッズ先生? 大丈夫ですか? 111 00:07:51,833 --> 00:07:55,458 お前を見つけるのも 時間の問題だった 112 00:08:04,041 --> 00:08:06,583 どこにある? ハーフ 113 00:08:07,458 --> 00:08:09,500 あれは どこだ? 114 00:08:32,041 --> 00:08:32,833 死んだ? 115 00:08:35,166 --> 00:08:36,583 どきなさい 116 00:08:41,041 --> 00:08:41,583 何が? 117 00:08:43,708 --> 00:08:44,916 ドッズ先生は? 118 00:08:45,250 --> 00:08:47,083 何もしてないのに! 119 00:08:47,500 --> 00:08:49,625 ランチを食べなさい 120 00:08:49,875 --> 00:08:52,208 パーシーは少し休む 121 00:08:53,458 --> 00:08:56,291 誰も あれを見てないの? 122 00:08:57,250 --> 00:08:58,375 ドッズ先生は? 123 00:09:01,333 --> 00:09:04,916 そのような名前の教師は いないよ 124 00:09:07,458 --> 00:09:11,500 皆さんは そのまま ランチを食べて 125 00:09:16,375 --> 00:09:20,625 真実を見極めるのは とても難しい 126 00:09:21,958 --> 00:09:25,625 だが今回の場合 真実は否定し難い 127 00:09:27,375 --> 00:09:28,583 ジャクソン君 128 00:09:28,916 --> 00:09:32,291 君とアンダーウッド君は ボボフィット君と—— 129 00:09:32,416 --> 00:09:34,416 言い争っていたそうだね 130 00:09:34,625 --> 00:09:38,875 なのに なぜ彼女が 噴水に落ちたか説明もない 131 00:09:39,208 --> 00:09:40,541 それどころか… 132 00:09:43,041 --> 00:09:45,250 “ナンシーには 触れてない〟と 133 00:09:46,666 --> 00:09:51,000 さて 他に何か 言うことはないかね? 134 00:09:53,791 --> 00:09:55,708 ナンシーには触れてない 135 00:09:57,583 --> 00:09:58,541 そうか 136 00:10:00,208 --> 00:10:03,708 アンダーウッド君 何か付け足すことは? 137 00:10:08,916 --> 00:10:09,625 はい 138 00:10:11,708 --> 00:10:12,750 あります 139 00:10:14,541 --> 00:10:15,583 続けて 140 00:10:17,916 --> 00:10:22,583 パーシーはナンシーに 仕返しをしたいと言ってた 141 00:10:22,958 --> 00:10:23,833 グローバー? 142 00:10:24,000 --> 00:10:26,708 彼は正直に話してません 143 00:10:27,041 --> 00:10:27,916 何と? 144 00:10:28,291 --> 00:10:32,625 ジャクソン君が 彼女を突き飛ばしたと? 145 00:10:40,291 --> 00:10:42,833 はい そうです 146 00:10:52,500 --> 00:10:53,875 退学は残念だよ 147 00:10:55,708 --> 00:10:58,541 君にとっても 我々にとってもね 148 00:10:59,541 --> 00:11:01,541 君のことが心配だ 149 00:11:02,083 --> 00:11:03,750 何があったか見た 150 00:11:03,916 --> 00:11:05,875 ナンシーには触れてない 151 00:11:06,083 --> 00:11:07,958 それは分かっている 152 00:11:09,958 --> 00:11:13,875 少なくとも触っていないと 君は思っている 153 00:11:16,250 --> 00:11:19,166 君は何が起こったと思う? 154 00:11:20,416 --> 00:11:23,333 話してごらん 分かってあげられるかも 155 00:11:23,625 --> 00:11:24,791 賭けてみる? 156 00:11:26,458 --> 00:11:27,500 パーシー 157 00:11:28,625 --> 00:11:32,791 同じような悩みを抱える 多くの生徒たちを見てきた 158 00:11:33,916 --> 00:11:36,333 その中でも君は最も—— 159 00:11:37,458 --> 00:11:39,791 過酷な人生を送っている 160 00:11:40,625 --> 00:11:46,416 君は自分が思っているより ずっと特別な存在なのかも 161 00:11:46,541 --> 00:11:48,708 もう やめてください 162 00:11:49,291 --> 00:11:54,333 自覚のないことで 特別だと言われても響かない 163 00:11:54,791 --> 00:11:56,125 無意味です 164 00:11:56,625 --> 00:11:58,458 車が来た 帰ります 165 00:12:00,500 --> 00:12:02,250 “ヤンシー学園〟 166 00:12:18,625 --> 00:12:21,083 このビルの配管に問題はない 167 00:12:21,458 --> 00:12:22,791 病院へ行け 168 00:12:22,916 --> 00:12:24,625 医者に詳しいって? 169 00:12:24,750 --> 00:12:26,333 もっと果物を食え 170 00:12:26,458 --> 00:12:30,666 十分 食ってるさ お前こそ もっと食え! 171 00:12:35,000 --> 00:12:35,666 おかえり 172 00:12:36,583 --> 00:12:38,333 エディ ごめんね 173 00:12:38,916 --> 00:12:43,208 マズい時に帰ってきたな 先に謝っておく 174 00:12:54,500 --> 00:12:56,791 よお 帰ってきたな 175 00:12:58,416 --> 00:13:00,583 おかえり 天才君 176 00:13:01,583 --> 00:13:02,791 母さんは仕事? 177 00:13:02,916 --> 00:13:05,208 他に言うことはないのか 178 00:13:05,583 --> 00:13:07,666 退学になったそうだな 179 00:13:07,791 --> 00:13:08,708 違う 180 00:13:08,791 --> 00:13:12,458 校長から電話があって そう言ってたぞ 181 00:13:13,333 --> 00:13:16,958 母さんの携帯に 勝手に出たの? 182 00:13:17,083 --> 00:13:18,333 俺の自由だ 183 00:13:19,750 --> 00:13:21,500 退学の理由は? 184 00:13:22,583 --> 00:13:24,916 他の生徒に乱暴したと 185 00:13:27,083 --> 00:13:28,125 そうか 186 00:13:28,750 --> 00:13:34,000 これから俺の家で暮らすなら 俺のルールに従え 187 00:13:34,125 --> 00:13:36,625 母さんしか働いてないだろ 188 00:13:36,791 --> 00:13:41,541 俺だって働いてるぞ ここで何をしてると? 189 00:13:41,875 --> 00:13:44,083 空想のポーカーに負けてる 190 00:13:44,375 --> 00:13:47,916 お前は子供だな 何も分かってない 191 00:13:48,125 --> 00:13:48,916 母さんは? 192 00:13:49,208 --> 00:13:52,666 知らんね ノストラダムスじゃねえんだ 193 00:13:53,250 --> 00:13:56,125 お前こそ何してる? 毎回毎回! 194 00:13:57,250 --> 00:13:59,458 その態度は何だ? 195 00:14:19,208 --> 00:14:19,875 母さん 196 00:14:22,791 --> 00:14:25,708 ごめんね すごく努力したんだ 197 00:14:25,791 --> 00:14:29,250 でも今回 俺は悪くない 本当なんだ 198 00:14:30,916 --> 00:14:32,291 びしょ濡れだ 199 00:14:32,583 --> 00:14:35,041 ごめん 会えて うれしくて 200 00:14:35,791 --> 00:14:38,083 校長から電話があった 201 00:14:38,250 --> 00:14:40,916 勝手に決めつけて 話してたけど—— 202 00:14:41,416 --> 00:14:44,291 “息子を信じる〟と言って 切った 203 00:14:45,791 --> 00:14:49,166 無事に 帰ってきてくれただけでいい 204 00:14:49,666 --> 00:14:52,291 あと これを取りに行ってた 205 00:14:53,458 --> 00:14:55,500 おかえりなさいのギフト 206 00:15:04,666 --> 00:15:08,333 ブラナー先生からも グローバーについて電話が 207 00:15:09,791 --> 00:15:11,250 話したい? 208 00:15:15,333 --> 00:15:18,000 他にも何か話したいことは? 209 00:15:21,500 --> 00:15:23,833 俺に何かが起きた 210 00:15:24,208 --> 00:15:28,125 というか前から 変なことが起きてる 211 00:15:29,083 --> 00:15:33,416 心が不安定なだけじゃない 悪くなる一方だ 212 00:15:36,083 --> 00:15:37,250 怖いんだ 213 00:15:40,958 --> 00:15:41,958 ゲイブ! 214 00:15:42,333 --> 00:15:42,958 母さん 215 00:15:45,125 --> 00:15:48,208 修理は いくら期待されても… 216 00:15:48,333 --> 00:15:52,541 パーシーとモントークへ行く 車は日曜朝に返す 217 00:15:52,625 --> 00:15:54,708 待て いつ決めたんだ? 218 00:15:54,791 --> 00:15:58,166 ヤンシーとの電話の後 予約を入れた 219 00:15:58,541 --> 00:15:59,583 誰だって? 220 00:16:00,583 --> 00:16:01,625 学校名よ 221 00:16:02,833 --> 00:16:03,875 そうか 222 00:16:05,041 --> 00:16:08,583 なぜ俺が 了承すると思うんだ? 223 00:16:08,750 --> 00:16:11,250 日曜は バスケの試合開始までに 224 00:16:11,375 --> 00:16:13,416 サンドイッチを買って帰る 225 00:16:13,583 --> 00:16:16,333 でも文句言うなら それでも行くけど—— 226 00:16:16,416 --> 00:16:20,208 ラジオで試合を聞きながら 私一人で食べてやる! 227 00:16:20,333 --> 00:16:22,250 1人で観戦したくない 228 00:16:22,416 --> 00:16:23,000 私もよ! 229 00:16:23,166 --> 00:16:25,666 トウガラシも入れろよ 230 00:16:25,875 --> 00:16:27,333 人にものを頼む態度? 231 00:16:27,458 --> 00:16:28,500 お願いだ! 232 00:16:33,375 --> 00:16:37,041 サンドイッチに トウガラシを入れてくれ 233 00:16:37,166 --> 00:16:37,916 お願いだ 234 00:16:38,041 --> 00:16:39,041 分かった 235 00:16:42,166 --> 00:16:44,625 車には土足で乗るなよ 236 00:16:44,750 --> 00:16:45,666 分かったな 237 00:16:47,791 --> 00:16:50,250 話したいことは山ほどある 238 00:16:50,375 --> 00:16:52,708 でも嵐が近づいてるから—— 239 00:16:52,791 --> 00:16:54,791 先を急いで ビーチで話そう 240 00:16:55,250 --> 00:16:56,666 荷造りして 241 00:17:23,333 --> 00:17:26,291 お前は誰だ? 242 00:17:28,708 --> 00:17:33,500 弱々しく 怖がっている 243 00:17:33,958 --> 00:17:36,416 そして悲しげだ 244 00:17:37,125 --> 00:17:40,083 逃げるんだ 小さな英雄 245 00:17:40,458 --> 00:17:42,958 ケガをする前に 246 00:17:51,583 --> 00:17:52,791 着いたわ 247 00:17:55,083 --> 00:17:55,833 “3〟で? 248 00:17:57,791 --> 00:17:58,833 いい? 249 00:17:59,416 --> 00:18:01,500 1 2… 250 00:18:02,125 --> 00:18:03,000 3! 251 00:18:33,125 --> 00:18:36,125 焼け焦げないマシュマロよ 252 00:18:37,583 --> 00:18:41,291 俺がよそ見したから 焦がしたんだ 253 00:18:53,958 --> 00:18:54,875 母さん 254 00:18:56,416 --> 00:18:58,333 話したいことがある 255 00:19:06,083 --> 00:19:10,541 俺にとって この世界は しっくりこなかった 256 00:19:10,916 --> 00:19:14,250 パズルのピースが 合わないみたいに 257 00:19:16,041 --> 00:19:19,791 一生懸命 集中しようと 努力したけど—— 258 00:19:21,041 --> 00:19:24,291 白昼夢まで見るようになった 259 00:19:27,250 --> 00:19:28,333 でも最近は—— 260 00:19:29,291 --> 00:19:33,625 白昼夢だと 思えなくなったんだ 261 00:19:34,625 --> 00:19:35,500 何というか… 262 00:19:36,541 --> 00:19:39,000 リアルになったのかな 263 00:19:41,958 --> 00:19:43,583 それから美術館で… 264 00:19:45,125 --> 00:19:46,458 何か見たのね 265 00:19:50,500 --> 00:19:55,416 あなたには現実なのに 他の人には見えない? 266 00:20:08,375 --> 00:20:10,125 彼女は何て言った? 267 00:20:13,875 --> 00:20:17,666 “彼女〟? どうして 女性だと分かるの? 268 00:20:22,083 --> 00:20:24,583 なぜ毎年 このコテージに来ると? 269 00:20:24,708 --> 00:20:27,750 汚水処理タンクに近くて 安いから 270 00:20:28,250 --> 00:20:29,291 なぜ女性だと? 271 00:20:29,375 --> 00:20:33,166 あなたの父親と 出会った場所だから来るの 272 00:20:36,083 --> 00:20:39,666 父さんと何の関係があるの? 273 00:20:47,833 --> 00:20:50,625 すごく前のことよ 274 00:20:52,083 --> 00:20:55,291 ここのビーチで 男性と出会った 275 00:20:55,375 --> 00:20:59,875 聡明で勇敢で そして優しくて—— 276 00:21:00,583 --> 00:21:01,625 気高い人 277 00:21:02,250 --> 00:21:05,875 初めて彼を見た瞬間に 思ったわ 278 00:21:07,791 --> 00:21:12,000 こんな男性に 今まで会ったことはないと 279 00:21:13,125 --> 00:21:15,000 そのうちに気づいた 280 00:21:15,166 --> 00:21:19,958 それまでに出会った どの男性とも違うのは—— 281 00:21:22,708 --> 00:21:28,625 人間ですらないからだとね 彼は神だったの 282 00:21:35,375 --> 00:21:38,625 神を愛したってこと? 283 00:21:39,666 --> 00:21:41,208 キリストとか? 284 00:21:42,250 --> 00:21:46,000 その神じゃないわ 神々のうちの1人 285 00:21:49,000 --> 00:21:53,916 私が話して聞かせた ギリシャ神話の神々や—— 286 00:21:54,000 --> 00:21:56,666 怪物の話は本当よ 287 00:21:56,833 --> 00:22:01,583 そして神々と人間が子供を 持つことがあるとも話した 288 00:22:01,666 --> 00:22:05,500 そういう子供は “半神半人〟と呼ばれる 289 00:22:05,750 --> 00:22:06,916 “ハーフ〟ともね 290 00:22:09,666 --> 00:22:13,166 怪物は俺を そう呼んだ どういうこと? 291 00:22:13,250 --> 00:22:14,958 あなたはハーフ 292 00:22:16,583 --> 00:22:20,250 そして この世界は ハーフには危険なの 293 00:22:21,333 --> 00:22:24,875 ある年齢になると 自分が何者か—— 294 00:22:26,125 --> 00:22:28,083 理解し始める 295 00:22:28,583 --> 00:22:32,250 成長して強くなる前に 傷つけようと—— 296 00:22:32,375 --> 00:22:35,416 恐ろしい力が襲ってくるの 297 00:22:35,625 --> 00:22:39,708 これが あなたが 感じていたことよ 298 00:22:39,875 --> 00:22:43,625 あなたの一部であって 逃れられないの 299 00:22:43,750 --> 00:22:45,208 なぜ こんな話… 300 00:22:45,375 --> 00:22:49,833 理解できなくても 本当のことだと信じて 301 00:22:50,041 --> 00:22:51,541 おかしいよ! 302 00:22:52,041 --> 00:22:55,625 俺は神じゃない きっと頭が変なんだ 303 00:22:56,041 --> 00:22:58,583 自分は変わってると思う 304 00:22:58,708 --> 00:23:02,250 でも もう完全に おかしくなったんだと… 305 00:23:02,625 --> 00:23:06,541 なのに都合のいい作り話で ごまかすの? 306 00:23:06,958 --> 00:23:08,833 子供じゃないんだ 307 00:23:09,125 --> 00:23:13,583 怪物や神々が 実在しないことぐらい分かる 308 00:23:13,833 --> 00:23:16,500 半神半人なんて いない 309 00:23:17,708 --> 00:23:18,541 誰なの? 310 00:23:19,333 --> 00:23:20,583 グローバーです 311 00:23:20,791 --> 00:23:21,416 何? 312 00:23:21,500 --> 00:23:24,291 一刻を争う事態です ドアを開けて 313 00:23:24,500 --> 00:23:26,083 会いたくない 314 00:23:26,916 --> 00:23:27,541 母さん! 315 00:23:28,541 --> 00:23:30,791 朝まで出発は待ってと 316 00:23:30,916 --> 00:23:33,125 早いのは承知のうえです 317 00:23:33,291 --> 00:23:36,541 予想より事態の悪化が急激で 318 00:23:36,625 --> 00:23:37,708 “早い〟? 319 00:23:38,291 --> 00:23:39,458 先に連絡を… 320 00:23:39,791 --> 00:23:43,291 何を言われても 聞く気はない… 321 00:23:43,375 --> 00:23:44,333 パーシー 322 00:23:44,666 --> 00:23:46,500 何かが迫ってます 323 00:23:46,708 --> 00:23:49,541 マズい状況ですが パニクらないで 324 00:23:49,875 --> 00:23:50,958 落ち着いてる 325 00:23:51,250 --> 00:23:53,583 僕もパニクってません 326 00:23:53,666 --> 00:23:55,333 今のところ順調で… 327 00:23:55,416 --> 00:23:56,416 グローバー! 328 00:23:56,958 --> 00:23:59,250 なんで下半身がヤギなの? 329 00:23:59,458 --> 00:24:00,416 これは… 330 00:24:03,541 --> 00:24:05,375 お母さんから何も? 331 00:24:06,458 --> 00:24:07,791 僕の話は? 332 00:24:08,083 --> 00:24:09,166 早く来すぎ 333 00:24:12,916 --> 00:24:14,708 パニクらないで 334 00:24:15,208 --> 00:24:17,291 話の続きは車の中で 335 00:24:24,375 --> 00:24:27,208 僕の役目は君を 今の状態に導くこと 336 00:24:27,375 --> 00:24:31,375 若い半神半人には 精神的なサポートが必要で… 337 00:24:31,458 --> 00:24:32,791 君は何者? 338 00:24:33,583 --> 00:24:36,250 グローバーだ 君の親友で… 339 00:24:36,416 --> 00:24:37,458 君は何だ? 340 00:24:40,875 --> 00:24:44,208 僕はサテュロス 君の守護者だ 341 00:24:44,458 --> 00:24:45,958 守護者? 342 00:24:46,333 --> 00:24:49,541 退学させなければ 君は殺されてた 343 00:24:49,750 --> 00:24:51,916 今 追ってきてる奴にね 344 00:24:56,041 --> 00:24:57,250 悪かった 345 00:24:58,958 --> 00:25:03,833 いつもなら察知するのに ドッズに気づかなかった 346 00:25:06,250 --> 00:25:09,583 ドッズが怪物に 変身したのを見たのに—— 347 00:25:09,708 --> 00:25:12,000 なぜ何も言わなかった? 348 00:25:12,166 --> 00:25:13,708 見たのは一部だ 349 00:25:14,458 --> 00:25:17,500 ミストのせいで ギリギリまで隠されてた 350 00:25:17,666 --> 00:25:19,250 “ミスト〟って? 351 00:25:20,250 --> 00:25:24,583 魔法の世界を人間から 隠してくれるもの 352 00:25:24,791 --> 00:25:28,750 僕の脚やドッズの翼 ドッズが消えた事実も 353 00:25:29,166 --> 00:25:32,208 でも見えなかったのは 初めてなんだ 354 00:25:32,666 --> 00:25:34,416 強大な力が働いてる 355 00:25:34,500 --> 00:25:36,958 訓練所に早く到着すれば… 356 00:25:37,916 --> 00:25:39,750 訓練所のことは話した? 357 00:25:39,875 --> 00:25:41,166 いいえ まだよ 358 00:25:42,041 --> 00:25:44,750 訓練所は ハーフを保護する場所 359 00:25:44,958 --> 00:25:49,208 自分自身のことや 隠された世界のことが学べる 360 00:25:49,583 --> 00:25:52,416 あそこのカーブの先にある 361 00:25:53,041 --> 00:25:54,750 母さん 他にないの? 362 00:25:57,333 --> 00:25:58,666 隠してることは? 363 00:26:03,708 --> 00:26:04,750 ミノタウロス? 364 00:26:05,125 --> 00:26:06,958 攻撃は途中でやめない 365 00:26:07,333 --> 00:26:09,958 ドッズは手始めで 次は あいつだ 366 00:26:10,125 --> 00:26:11,916 残忍で容赦がない 367 00:26:12,125 --> 00:26:13,208 下着をはいてた 368 00:26:18,250 --> 00:26:22,375 ミノタウロスのカードは 想定した訓練だった 369 00:26:22,625 --> 00:26:23,875 何の想定? 370 00:26:23,958 --> 00:26:24,916 坊やたち… 371 00:26:25,083 --> 00:26:26,333 実年齢は24歳 372 00:26:26,500 --> 00:26:27,250 つかまって 373 00:27:46,125 --> 00:27:47,416 2人とも 無事? 374 00:27:47,833 --> 00:27:49,500 うん 大丈夫だよ 375 00:27:56,083 --> 00:27:57,083 こっちよ 376 00:28:08,958 --> 00:28:09,750 ここだ 377 00:28:10,791 --> 00:28:13,708 あれが境界線だ 怪物は越せない 378 00:28:15,541 --> 00:28:17,500 パーシーは安全だ 379 00:28:18,291 --> 00:28:21,583 3人で向こうに行くんだろ? 380 00:28:26,125 --> 00:28:31,958 グローバー 私の一人息子を 託すから守ってね 381 00:28:32,041 --> 00:28:35,416 訓練所なら パーシーは安全です 382 00:28:35,500 --> 00:28:36,500 約束して 383 00:28:37,583 --> 00:28:38,375 何なの? 384 00:28:38,500 --> 00:28:40,166 グローバー 誓って 385 00:28:40,625 --> 00:28:44,125 パーシーを 傷つけようとする者や—— 386 00:28:44,333 --> 00:28:48,166 邪悪な目で見る者から守って 分かった? 387 00:28:48,291 --> 00:28:49,208 誓う 388 00:29:00,500 --> 00:29:01,958 私は行かないと 389 00:29:02,125 --> 00:29:03,916 どういう意味? 390 00:29:04,000 --> 00:29:05,666 一緒には行けない 391 00:29:06,666 --> 00:29:07,583 どうして? 392 00:29:08,208 --> 00:29:09,458 人間だからだ 393 00:29:15,916 --> 00:29:17,458 勇敢になって 394 00:29:18,625 --> 00:29:22,083 私が教えたこと 話した物語を忘れないで 395 00:29:22,166 --> 00:29:23,750 特に神々の… 396 00:29:23,916 --> 00:29:25,208 母さん イヤだよ 397 00:29:25,416 --> 00:29:28,208 ペルセウス 聞きなさい 398 00:29:29,583 --> 00:29:30,625 あなたは—— 399 00:29:31,875 --> 00:29:33,875 おかしくない 400 00:29:36,083 --> 00:29:37,666 非凡な子よ 401 00:29:39,333 --> 00:29:40,750 あなたは奇跡 402 00:29:43,041 --> 00:29:44,708 そして私の息子 403 00:29:48,833 --> 00:29:50,291 しがみついて 404 00:29:52,583 --> 00:29:54,291 嵐に打ち勝つのよ 405 00:29:56,958 --> 00:29:58,166 愛してる 406 00:30:04,166 --> 00:30:05,083 急いで 407 00:30:06,041 --> 00:30:06,958 コートを 408 00:30:07,666 --> 00:30:08,750 どうするの? 409 00:30:08,875 --> 00:30:10,916 奴はハーフのニオイを? 410 00:30:11,208 --> 00:30:11,875 ええ 411 00:30:12,000 --> 00:30:15,000 2ヵ所からニオイがすれば 混乱する 412 00:30:15,125 --> 00:30:16,666 その隙に逃げて 413 00:30:16,875 --> 00:30:18,458 母さん やめて 414 00:30:19,708 --> 00:30:20,958 大丈夫よ 415 00:30:42,166 --> 00:30:43,583 行きなさい! 416 00:31:01,000 --> 00:31:03,041 ねえ! これを見て 417 00:31:06,041 --> 00:31:08,375 こっちへ来なさい 418 00:31:15,666 --> 00:31:18,541 ダメだ やめてよ 419 00:31:21,250 --> 00:31:22,416 母さん! 420 00:31:25,875 --> 00:31:27,416 母さん! 421 00:31:54,125 --> 00:31:56,333 パーシー やめるんだ! 422 00:33:14,958 --> 00:33:16,083 大丈夫なの? 423 00:33:16,166 --> 00:33:17,250 起きそう 424 00:33:17,583 --> 00:33:18,291 1人で? 425 00:33:18,416 --> 00:33:19,166 可能なの? 426 00:33:20,625 --> 00:33:21,875 彼がそうかも 427 00:33:22,708 --> 00:33:24,083 黙って アナベス 428 00:33:25,208 --> 00:33:26,708 目が覚める 429 00:33:27,000 --> 00:33:28,958 道を空けて 430 00:33:31,083 --> 00:33:33,875 訓練所にようこそ パーシー・ジャクソン 431 00:33:35,625 --> 00:33:37,458 待っていたよ 432 00:35:12,125 --> 00:35:18,958 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 433 00:35:27,333 --> 00:35:28,750 試合を始める! 434 00:35:35,166 --> 00:35:37,583 父親が神だから ここへ来たんだろ 435 00:35:38,250 --> 00:35:39,583 会いに行く 436 00:37:07,541 --> 00:37:09,541 日本版字幕 藤田 加代子