1 00:00:07,028 --> 00:00:10,698 ‎NETFLIX オリジナルシリーズ 2 00:02:31,213 --> 00:02:32,590 ‎私はエミリー 3 00:02:32,673 --> 00:02:35,593 ‎オルゴールの霊に ‎取りつかれた 4 00:02:38,470 --> 00:02:42,308 ‎この話は実話である 5 00:02:45,394 --> 00:02:47,938 ‎私は生後すぐ 養子になった 6 00:02:48,439 --> 00:02:51,859 ‎私の両親は ‎それを隠さなかった 7 00:02:51,942 --> 00:02:53,527 ジュリー エミリーの友人 8 00:02:53,527 --> 00:02:55,154 ジュリー エミリーの友人 子供が欲しかった両親は 私を養子に迎えた 9 00:02:55,154 --> 00:02:58,073 子供が欲しかった両親は 私を養子に迎えた 10 00:02:58,157 --> 00:02:59,700 ウィル エミリーの友人 11 00:02:59,700 --> 00:03:01,327 ウィル エミリーの友人 私は社交的な子供では なかった 12 00:03:01,327 --> 00:03:02,536 私は社交的な子供では なかった 13 00:03:03,329 --> 00:03:04,371 ダイアモンド エミリーの友人 14 00:03:04,371 --> 00:03:06,540 ダイアモンド エミリーの友人 チアリーダーなど ではなく 15 00:03:06,540 --> 00:03:07,416 チアリーダーなど ではなく 16 00:03:08,959 --> 00:03:14,381 ‎学校で人気者グループに ‎属すこともなかった 17 00:03:14,882 --> 00:03:18,469 ‎“16歳の誕生日おめでとう” 18 00:03:19,428 --> 00:03:24,058 ‎でも代母とは ‎とても仲がよかったの 19 00:03:25,601 --> 00:03:28,354 ‎祖母のように ‎甘やかしてくれた 20 00:03:32,149 --> 00:03:33,525 ‎誕生日に私の名前が彫られた ‎オルゴールをくれたの 21 00:03:33,525 --> 00:03:35,736 ‎誕生日に私の名前が彫られた ‎オルゴールをくれたの 22 00:03:33,525 --> 00:03:35,736 〝エミリー〞 23 00:03:35,736 --> 00:03:38,572 ‎誕生日に私の名前が彫られた ‎オルゴールをくれたの 24 00:03:44,912 --> 00:03:47,122 ‎中にはロケットが 25 00:03:58,884 --> 00:04:01,178 ‎あんな贈り物は初めてよ 26 00:04:02,972 --> 00:04:05,933 ‎とても感激したのを覚えてる 27 00:04:06,433 --> 00:04:09,436 ‎すごく うれしかったの 28 00:04:09,520 --> 00:04:12,106 心が籠もっていたからね リバー エミリーの友人 29 00:04:12,106 --> 00:04:12,606 リバー エミリーの友人 30 00:04:12,690 --> 00:04:13,857 私のことを 31 00:04:13,941 --> 00:04:17,944 大事に思っているのが 伝わってきた 32 00:05:20,883 --> 00:05:24,845 ‎突然だったし ‎ほんの一瞬の出来事だった 33 00:05:25,596 --> 00:05:29,975 ‎後ろに誰かが ‎立っているのを感じた 34 00:05:32,102 --> 00:05:36,357 ‎“考えちゃダメ”と ‎自分に言い聞かせたわ 35 00:06:44,258 --> 00:06:46,593 ‎はっきりと彼女が見えた 36 00:06:47,094 --> 00:06:49,680 ‎腐りかけの死体のようだった 37 00:06:50,931 --> 00:06:53,976 ‎恐怖で体が凍りついたわ 38 00:06:54,810 --> 00:06:57,896 ‎すると突然 彼女は消えたの 39 00:06:59,481 --> 00:07:02,484 ‎たった一度の幻覚だと思った 40 00:07:02,568 --> 00:07:07,322 ‎まさか それが続くとは ‎思いもしなかったわ 41 00:08:01,460 --> 00:08:05,130 ‎ものすごい力で ‎頭を押さえつけられ 42 00:08:05,214 --> 00:08:07,424 ‎息ができなかった 43 00:08:09,134 --> 00:08:11,512 ‎とても恐ろしかった 44 00:08:13,138 --> 00:08:15,807 ‎誰かに言わなきゃと思った 45 00:08:16,600 --> 00:08:18,560 ‎まず姉に話したわ 46 00:08:19,603 --> 00:08:22,356 ‎信じてくれなかった ‎今でもね 47 00:08:23,315 --> 00:08:27,611 ‎母に話したら ‎ありえないと言われたわ 48 00:08:28,153 --> 00:08:30,030 ‎“幻覚だ”ってね 49 00:08:31,532 --> 00:08:33,157 ‎話して後悔した 50 00:08:34,868 --> 00:08:36,036 ‎そして 51 00:08:36,118 --> 00:08:42,251 ‎ある日 父とテーブルに ‎座っていた時のことよ 52 00:08:57,849 --> 00:08:58,809 ‎エミリー 53 00:09:00,310 --> 00:09:01,228 ‎どうした 54 00:09:16,702 --> 00:09:18,453 ‎何があった? 55 00:09:20,664 --> 00:09:22,165 ‎水を持ってくる 56 00:09:48,233 --> 00:09:52,029 ‎父が戻ってくると ‎彼女は消えていた 57 00:09:53,363 --> 00:09:57,117 ‎怖くて 私は ‎泣きだしてしまった 58 00:09:58,368 --> 00:09:59,870 ‎父さんは何て? 59 00:10:00,370 --> 00:10:01,872 ‎不審げに見てた 60 00:10:03,832 --> 00:10:08,170 ‎そのあとは ‎誰にも話さなかった 61 00:10:08,253 --> 00:10:13,175 ‎変な目で ‎見られたくなかったからね 62 00:10:15,052 --> 00:10:17,471 ‎ある日 寝ていたら… 63 00:11:42,180 --> 00:11:46,143 ‎首に痛みを感じて飛び起きた 64 00:11:47,519 --> 00:11:50,814 ‎急いで鏡を見に行ったわ 65 00:11:51,565 --> 00:11:54,317 ‎すると かまれた痕があった 66 00:11:55,610 --> 00:11:57,571 ‎あの少女が かんだの 67 00:11:58,655 --> 00:12:02,325 ‎あまりの恐怖で ‎正気を失いそうだった 68 00:12:03,243 --> 00:12:05,078 ‎そんなふうに 69 00:12:05,912 --> 00:12:09,666 ‎霊の脅威に 絶えず ‎さらされてたなんて 70 00:12:10,625 --> 00:12:13,587 ‎何も悪いことしてないのに 71 00:12:15,046 --> 00:12:16,089 ‎ひどいわ 72 00:12:20,385 --> 00:12:24,765 ‎その後 一人の男性に ‎出会った 73 00:12:29,060 --> 00:12:33,940 ‎共通の友達に ‎アーネストを紹介されたの 74 00:12:35,650 --> 00:12:37,611 ‎すぐ恋に落ちた 75 00:12:41,156 --> 00:12:43,450 ‎どんどん好きになって 76 00:12:45,368 --> 00:12:47,537 ‎彼からも愛を告げられた 77 00:12:48,538 --> 00:12:53,627 ‎“一緒に住もう”と言われて ‎私は快諾し 78 00:12:54,920 --> 00:12:57,214 ‎同居生活が始まった 79 00:12:57,923 --> 00:13:00,091 ‎彼の娘も一緒にね 80 00:13:01,551 --> 00:13:05,222 ‎10ヵ月ほど ‎一緒に暮らしたわ 81 00:13:05,847 --> 00:13:08,558 ‎少女の霊は現れなくなった 82 00:13:09,059 --> 00:13:09,976 ‎全くね 83 00:13:11,144 --> 00:13:13,438 ‎生まれて初めて 84 00:13:14,731 --> 00:13:16,858 ‎幸せを感じたわ 85 00:14:36,396 --> 00:14:38,982 ‎これに触っちゃダメ! 86 00:14:50,911 --> 00:14:54,664 ‎少女はオルゴールから ‎出てきたのだと 87 00:14:54,748 --> 00:14:56,499 ‎初めて気づいた 88 00:14:57,000 --> 00:15:01,254 ‎彼はそれを手に取った瞬間 ‎戻し始めたからね 89 00:15:02,172 --> 00:15:07,135 ‎腐った肉を手に持ったような ‎感覚だったらしいわ 90 00:15:07,636 --> 00:15:10,138 ‎ニオイまでしたみたい 91 00:15:11,973 --> 00:15:15,226 ‎それを聞いて ‎私は心配になった 92 00:15:15,310 --> 00:15:18,980 ‎少女が彼に危害を ‎加えるかもしれない 93 00:15:20,398 --> 00:15:21,524 ‎ゾッとした 94 00:15:22,943 --> 00:15:25,320 ‎その出来事のあと 95 00:15:25,820 --> 00:15:30,700 ‎私は彼に ‎それまでのことを全部話した 96 00:15:31,868 --> 00:15:33,119 ‎怖がったわ 97 00:15:33,870 --> 00:15:38,667 ‎そして状況は徐々に ‎悪化していった 98 00:16:17,288 --> 00:16:18,915 ‎ジャクリーン! 99 00:16:22,752 --> 00:16:24,587 ‎もう大丈夫だよ 100 00:16:29,384 --> 00:16:30,719 ‎君のせいだ 101 00:16:32,971 --> 00:16:36,182 ‎そのオルゴールを持って ‎出ていけ! 102 00:16:40,895 --> 00:16:42,522 ‎彼の娘が襲われ 103 00:16:44,107 --> 00:16:45,400 ‎私たちは破局 104 00:16:49,237 --> 00:16:54,868 ‎“なぜ私がこんな目に”と ‎泣きながら思ったわ 105 00:16:56,536 --> 00:17:00,540 ‎彼とは結婚まで ‎考えていたしね 106 00:17:02,751 --> 00:17:06,129 ‎だから とても悲しかった 107 00:17:08,005 --> 00:17:10,090 ‎私は途方に暮れたわ 108 00:17:11,341 --> 00:17:14,220 ‎私以外の人も ‎襲われてしまった 109 00:17:15,472 --> 00:17:17,474 ‎だから霊媒師に 110 00:17:18,140 --> 00:17:22,686 ‎オルゴールとロケットを ‎見てもらうことにした 111 00:17:23,396 --> 00:17:25,190 ‎何か分かると思って 112 00:17:44,584 --> 00:17:45,668 ‎君は誰だ 113 00:17:51,925 --> 00:17:53,426 ‎君の名前は? 114 00:17:55,929 --> 00:17:59,140 ‎エミリー… エミリー… ‎エミリー! 115 00:18:04,270 --> 00:18:06,064 ‎彼女の名はエミリー 116 00:18:07,357 --> 00:18:11,027 ‎私は代母が私の名前を ‎オルゴールに 117 00:18:11,111 --> 00:18:13,404 ‎刻んだのだと思っていた 118 00:18:14,823 --> 00:18:15,949 ‎でも違った 119 00:18:17,867 --> 00:18:20,120 ‎あれは少女の名前だった 120 00:18:22,205 --> 00:18:24,207 ‎彼女の物だったのよ 121 00:18:25,875 --> 00:18:32,257 ‎霊媒師が言うには ‎彼女は殺されたらしい 122 00:18:36,261 --> 00:18:39,264 ‎そして“浮遊死体”となった 123 00:18:42,433 --> 00:18:44,477 ‎漂流する死体のことよ 124 00:18:45,895 --> 00:18:47,355 ‎彼女は 125 00:18:49,691 --> 00:18:54,028 ‎私から離れたくないと ‎霊媒師に言った 126 00:18:54,737 --> 00:18:56,447 ‎“一緒にいたい”と 127 00:18:57,198 --> 00:18:58,825 ‎私は嫌だった 128 00:18:59,325 --> 00:19:02,328 ‎彼女の存在を感じたり 129 00:19:02,412 --> 00:19:06,249 ‎その姿を見るのは ‎こりごりだった 130 00:19:06,332 --> 00:19:10,378 ‎もう怖い思いを ‎したくなかったの 131 00:19:13,047 --> 00:19:16,968 ‎だから急いで ‎オルゴールを捨てに行った 132 00:20:51,354 --> 00:20:53,356 ‎日本語字幕 小出 剛士